患者様サポート

合併症対策Complication management

気を付けるべき合併症とは?
透析は、腎臓機能の一部を補うものです。
週3回、1回あたり4時間程度行いますが、24時間働き続ける腎臓と同じ働きはできません。
そのため、透析を長期間継続しているとさまざまな合併症を引き起こす可能性があります。
合併症を防ぐには一般的に次のことをしっかり行う必要が有り、合併症対策を早い段階から行うことで、合併症の悪化や発症を抑えることができます。
合併症対策
- 医師の指示通り、しっかりと透析を行う
- 薬物療法を行う
- 食事療法を行う
- 水分制限を守る
主な合併症
血管に関連する合併症
- 高血圧症・動脈硬化
- 塩分、水分の摂取を控え、降圧剤を投与します。貧血:造血ホルモン剤を投与します。
骨や関節に関連する合併症
- 骨折、関節の痛み
- リンの摂取を制限し、副甲状腺産出・分泌を抑える薬剤や食物からのリンの吸収を抑える薬剤を投与します。
免疫力低下による合併症
- 感染症
- 腎不全になると免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなると言われています。そこで、手洗い・マスクを着用し、感染対策を行います。また、低栄養も感染症にかかりやすくなる要因ですので、食事療法をしっかり行います。